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英語が聞き取れない原因と勉強法|「悔しい」から抜け出す4つの対策

2026年7月31日 · 潮田 豊幸(World Finance Edu)
著者:潮田 豊幸。シンガポール在住。日々の仕事はすべて英語です。Mentogram School of Finance の Program Director 兼 Founding Partner(授業はすべて英語、学位授与は Woolf)、フラクショナルCFO、エンジェル投資。ネイティブではない立場で、英語で20年以上グローバルの実務に携わってきました。米国公認会計士(USCPA)、INSEAD Global Executive MBA。 経歴・登壇の実績 ›

単語は知っているのに、話されると聞き取れない。テストのリスニングはできるのに、実際の会議やニュースになると途端についていけない。悔しいし、正直つらい。この感覚には、はっきりした原因があります。そして耳の良し悪しの問題ではありません。

「聞き取れない」を原因別に分解すると、対策は驚くほど明確になります。

聞き取れない原因は4つに分解できる

原因症状対策
1. 音の変化を知らない知っている単語なのに聞き取れない連結・脱落・弱形を学ぶ
2. 音を自分で出せないゆっくりでも輪郭がつかめないシャドーイング
3. 処理速度が追いつかない途中までは分かるが置いていかれる多聴+速度調整
4. そもそも語彙・表現を知らない文字で見ても分からない語彙・表現のストック

原因1:音の変化を知らない(最大の盲点)

英語は、単語が並ぶと音が変わる言語です。"want to" は「ウォナ」、"get it" は「ゲリッ」、"and" は「ン」に近い音になります。単語を1つずつ丁寧に発音した音で覚えていると、実際の英語とは別物に聞こえます。

特に重要なのが「弱形」です。and、of、to、can などの機能語は、文の中では極端に弱く短く発音されます。この弱形のパターンは数が限られているので、一度学べば一気に聞き取りが楽になります。

原因2:自分で出せない音は聞き取れない

人間の脳は、自分で再現できる音のパターンを優先的に認識します。だからリスニングの練習として最も効率的なのは、実は「聞く」だけの練習ではなく、口を動かすシャドーイングです。英語のリズムと音の変化を自分の口で再現できるようになると、同じパターンが耳でも捉えられるようになります。

原因3:処理速度が追いつかない

1文ずつなら分かるのに、続けて話されると置いていかれる場合は、意味処理の自動化が足りていません。対策は、理解できるレベルの素材を大量に聞くこと(多聴)と、0.75倍速から始めて段階的にスピードを上げることです。背伸びした素材を分からないまま聞き流しても、効果はほとんどありません。

原因4:語彙と表現の不足

スクリプトを読んでも分からないなら、それはリスニングの問題ではなく語彙の問題です。この場合は、自分の仕事・生活で頻出する分野の語彙から優先的に増やします。

自分の原因を特定する簡単な方法

1分の英語音声を用意し、まず聞く。次にスクリプトを読む。

・読んだら分かった → 原因は1〜3(音の問題)
・読んでも分からない → 原因は4(語彙の問題)
・スクリプトを見ながら聞いても音と文字が一致しない → 原因1が濃厚

会議で聞き取れないときの実務的な対処

学習と並行して、仕事の現場では「聞き返す技術」も大切です。全部を聞き取ろうとせず、議論の構造(今の論点、賛成か反対か)を追うこと。聞き返すときは "Sorry?" だけでなく、"Just to confirm, are we saying that...?" と自分の理解を提示して確認すること。この実務的な戦い方は外資系で「英語がつらい」あなたへで詳しく書いています。

まとめ

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潮田豊幸
潮田 豊幸(Toyoyuki Ushioda)
World Finance Edu 代表(シンガポール)。
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