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ビジネス英語の独学勉強法|社会人が「伝わる英語」に最短で届くために
著者:潮田 豊幸。シンガポール在住。日々の仕事はすべて英語です。Mentogram School of Finance の Program Director 兼 Founding Partner(授業はすべて英語、学位授与は Woolf)、フラクショナルCFO、エンジェル投資。ネイティブではない立場で、英語で20年以上グローバルの実務に携わってきました。米国公認会計士(USCPA)、INSEAD Global Executive MBA。 経歴・登壇の実績 ›
ビジネス英語は独学で身につきます。ただし、学生時代の英語学習の延長でやると遠回りになります。社会人には時間がなく、そして目的が違うからです。テストで点を取るためではなく、仕事で伝わり、正しく評価されるための英語。この記事では、その最短ルートを設計します。
最初に決めること:「正しい英語」ではなく「伝わる英語」
社会人の英語学習で最大の落とし穴は、完璧主義です。文法の正確さを目指すと、話すスピードが落ち、発言量が減り、結果として伝わらなくなります。国際ビジネスの現場で使われている英語は、シンプルで、短く、結論から話す英語です。目標を「間違えないこと」から「伝わること」に置き換えると、勉強の中身が変わります。
社会人の優先順位:4技能を均等にやらない
| 優先度 | 技能 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | スピーキング(話す型) | 会議・自己紹介・報告。仕事の評価に直結する |
| 2 | 発音・リズム | 同じ内容でも「印象」が変わり、聞き返されなくなる |
| 3 | リスニング | 会議についていくため。シャドーイングで同時に鍛える |
| 4 | リーディング・ライティング | 多くの社会人はすでに一定レベルにあり、AIの支援も効く |
読み書きは学校教育の貯金がある一方、話す・発音は練習量が圧倒的に不足しています。しかも生成AIの普及で、書く英語はツールで補える時代になりました。AIが代替できない「あなた自身の声と印象」に学習時間を集中させるのが、今の時代の合理的な配分です。
1日30分のルーティン例
平日30分モデル
・10分:シャドーイング(リスニングと発音・リズムを同時に鍛える)
・10分:自分の仕事に関する1トピックを英語で声に出して説明(録音する)
・10分:録音を聞き返し、詰まった表現を3つだけ調べてストックする
・10分:シャドーイング(リスニングと発音・リズムを同時に鍛える)
・10分:自分の仕事に関する1トピックを英語で声に出して説明(録音する)
・10分:録音を聞き返し、詰まった表現を3つだけ調べてストックする
ポイントは、教材の英語ではなく「自分が明日使う英語」を練習の中心に置くことです。自己紹介、自社の事業説明、今週の報告。練習した文がそのまま本番で使えるので、効果を実感しやすく、続きます。シャドーイングの具体的な手順はシャドーイングのやり方と効果を参照してください。
教材とオンライン講座の使い分け
- 市販教材・アプリ:単語やフレーズの補充に。ただし「読んで覚える」だけでは話せるようにならないので、必ず音読とセットにします。
- オンライン英会話:実戦練習の場として有効。ただし準備なしで受け続けると「言えた気になって終わる」ので、毎回テーマを決めて臨むこと。
- オンライン講座(Udemyなど):独学で抜けがちな「戦略」を短時間で得るのに向いています。何を優先し、何を捨てるか。発音は何から直すか。全体設計を最初に固めてから個別練習に入ると、遠回りがなくなります。
挫折しないための3原則
- 短く毎日:週末2時間より毎日20分。言語は接触頻度で定着します。
- 録音で可視化:月1回同じ内容を録音して聞き比べる。成長が見えるとやめられなくなります。
- 完璧を捨てる:「3語でも伝わればOK」を自分に許す。発言量が増えれば、英語は勝手に伸びていきます。
まとめ
- 目標は「正しい英語」ではなく「伝わる英語」。
- 優先順位はスピーキングと発音・リズム。読み書きはAIに補わせる。
- 1日30分、自分の仕事の英語で練習し、録音で成長を可視化する。
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